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スポーツビジネスとは?業界の特徴や種類、転職に必要なスキルを解説

2023.09.12

スポーツ用品の販売やプロスポーツチームの運営など、スポーツによって価値が生み出される仕事をスポーツビジネスといいます。スポーツビジネスというとプロ野球チームやスポーツジムの運営などが浮かびますが、スポーツビジネスは多岐にわたりさまざまな仕事があるのが特徴です。将来スポーツビジネス業界を目指したい方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

 

目次

1.スポーツビジネスとは?

1-1.スポーツビジネスは2つに分類できる

2.スポーツビジネス業界の特徴

3.スポーツビジネスの仕事の種類

 3-1.スポーツ施設などの運営・管理
 3-2.プロスポーツチームの運営
 3-3.スポーツイベントの運営
 3-4.スポーツ施設の建設
 3-5.スポーツ用品の販売・製造
 3-6.スポーツを取り上げるメディア関係
 3-7.スポーツツーリズム
 3-8.スポーツバーの経営・運営

4.スポーツビジネス業界の将来性は?

 4-1.スポーツビジネスの市場規模
 4-2.スポーツビジネス業界の今後の課題

5.スポーツビジネス業界へ転職に必要なスキル

5-1.スポーツビジネスを成功させるデータ分析力
5-2.感動を先読みするマーケティング能力
5-3.市場を開拓できるプロデュース力

6.まとめ

 

 

1.スポーツビジネスとは?

スポーツビジネスとは、スポーツによってモノやサービスに価値が生まれるビジネスのことをいいます。わかりやすいものでいうとプロ野球チームやプロサッカーチームの運営、スポーツクラブの経営、スポーツ施設の建設などです。しかし、スポーツビジネスと呼ばれる仕事に決まりはなく、スポーツに関するさまざまなサービスやモノでビジネスが成立している仕事を広くスポーツビジネスといいます。

たとえば、スポーツ用品を販売しているメーカーや試合のチケット販売、スポーツチームのグッズ販売、スポーツ試合のテレビ放送、スポーツ施設利用料など、すべてスポーツビジネスです。このようにスポーツビジネス業界の仕事は多方面にわたり、さまざまな業種や業界が関わっています。また、スポーツビジネスは健康促進や地域振興といった面でも注目されており、市場拡大が期待されている業界です。

1-1.スポーツビジネスは2つに分類できる

スポーツビジネスの仕事内容は、何を商品にするかによって大きく2つに分けることができます。ひとつは「スポーツそのものをビジネスにするもの」、もうひとつは「スポーツに関連するモノやサービスをビジネスにするもの」です。
「スポーツそのものをビジネスにする」とは、サッカーや野球の観戦チケットなど、試合や競技を売りにして利益を得るビジネスを指します。そして「スポーツに関連するモノやサービスをビジネスにする」とは、スポーツ用品の販売やスポーツ施設の提供など、スポーツに関連するモノやサービスを提供するビジネスのことです。
将来スポーツビジネス業界に進みたいという方は、どちらのビジネスに関わっていきたいか考えておくとよいでしょう。

 

 

2.スポーツビジネス業界の特徴

スポーツビジネス業界の特徴は、スポーツそのものだけでなくさまざまな業界や業種が組み合わさっていることです。たとえば製造業ならモノ作りに関わる企業で業界が成り立ち、農業なら農産物を生産する企業や種苗を扱う企業で成り立つなど、ある程度関わる業界が限られてきます。
その点、スポーツビジネス業界はさまざまなサービスやモノを商品としているため、マスコミや広告業界など、ありとあらゆる業界と協力しなければ成立しません。しかし、さまざまな業界や業種と関わることはデメリットではなく、双方のビジネスによい影響を与える大きなメリットといえるでしょう。スポーツビジネスの発展が新たなビジネスを生んだり、地域の活性化につながったりと、スポーツビジネスは今後の発展に期待が高まっている業界です。

 

 

3.スポーツビジネスの仕事の種類

スポーツビジネスとはスポーツによって価値が生まれる仕事だけでなく、スポーツに関わる仕事も広くスポーツビジネスと呼びます。具体的なスポーツビジネスの仕事の種類についてみていきましょう。

3-1.スポーツ施設などの運営・管理

市営の体育館やプールなど、地方自治体が所有するスポーツ施設の運営は外部の企業や法人に委託しているケースがほとんどです。スポーツ施設の運営には、スポーツイベントを企画する人やインストラクターも必要になります。そのほかスポーツ施設の清掃員や監視員も、スポーツ施設運営・管理に欠かせない仕事です。

3-2.プロスポーツチームの運営

スポーツビジネスの代表的な仕事に、プロスポーツチームの運営があります。スポーツチームはただ選手が所属しているチームではなく、選手のほかに監督や指導者などで構成された組織です。チームの活躍を第一の目的とし、チームをPRする、優秀な選手を見つけ出すなどさまざまな業務を行います。チームの運営を行うのは、スポーツチームを保有している企業が一般的です。

3-3.スポーツイベントの運営

スポーツイベントを運営するのは、多くの場合イベントや企画を開催する専門会社です。スポーツイベントはオリンピックやワールドカップなど大規模なイベントをはじめ、地域のマラソン大会やスポーツ教室などさまざま開催されています。スポーツイベントに関わる仕事は、スポーツイベントの企画から当日の運営管理に至るまで携わるのはもちろん、広報活動やグッズの販売など広く担当します。

3-4.スポーツ施設の建設

フィットネススタジオや競技場など、スポーツ施設の建設もスポーツビジネスの一環です。最近では、東京オリンピックのために建設された「国立競技場」がスポーツ施設建設として話題になりました。スポーツ施設の建設には多額のコストと時間がかかりますが、イベント誘致に成功すれば莫大な利益を得られる仕事です。建設に関わるには建設会社に勤めるほか、スポーツ施設を専門としている建設会社もあります。

3-5.スポーツ用品の販売・製造

スポーツ用品を製造・販売するメーカーや、スポーツ用品を販売する店舗の経営は「スポーツ用品産業」とも呼ばれるビジネスです。スポーツ用品に関わる仕事は、商品の企画・設計などをする「製造業(メーカー)」や、メーカーから商品を仕入れて小売業者に販売する「卸売業」、スポーツ用品店で商品を販売する「小売業」の3つに分けられます。

3-6.スポーツを取り上げるメディア関係

テレビ番組やネットニュースなど、さまざまなメディアでスポーツを取り上げる報道関係の仕事です。報道のなかでもスポーツニュースは人々の関心が高く、毎日最新の情報が報道されています。スポーツメディア関係の仕事は、テレビ番組の制作に関わる仕事や取材を行う記者、ニュースを執筆するライターなどさまざまな仕事があります。スポーツをネット上で配信する動画配信サービスも、スポーツビジネスのひとつです。

3-7.スポーツツーリズム

スポーツツーリズムとは、スポーツと観光を組み合わせたスポーツビジネスです。スポーツ観戦を旅の目的にして、会場までの移動や宿泊、観光をひとつのプランにした旅行ツアーを提供します。たとえば、スノーボードと温泉旅行を組み合わせて、地域のマラソン大会と宿泊を組み合わせたプランなどがよい例です。スポーツツーリズムは会場となる地域の振興を図るとともに、スポーツへの関心を高められるビジネスといえます。

3-8.スポーツバーの経営・運営

サッカーワールドカップや野球の試合をカフェやバーで放送する、スポーツバーの経営・運営もスポーツビジネスといえます。大画面のテレビや音響設備を設置して、お酒や飲食を楽しみながらスポーツ観戦できる環境を提供する仕事です。お酒や食事を提供するスポーツバーやカフェを経営するには、食品衛生責任者の資格が必要になります。

 

 

4.スポーツビジネス業界の将来性は?

2015年にスポーツ庁が発足して以来、日本のスポーツビジネスは発展しビジネスチャンスも増えています。スポーツビジネスの将来性についてみていきましょう。

4-1.スポーツビジネスの市場規模

日本のスポーツビジネスの市場規模は、2022年の時点で約5.5兆円といわれています。アメリカのスポーツビジネス市場規模が約5,000億ドル(約60兆円)なのに比べると、日本のスポーツビジネスの市場規模は大きいとはいえません。しかし、この状況を打開するため、2015年に発足されたスポーツ庁により「2025年までに日本のスポーツビジネスの市場規模を3倍の15兆円に上げる」という目標が掲げられました。
目標を達成するための具体的な策として、スポーツビジネス市場にIT技術を活用したり、他のビジネス産業と連携したりと新たな施策が計画・実行されています。スポーツ施設の新たな収益モデルの構築やスポーツに参加する人口を増加させるなど、市場拡大が進むスポーツビジネスに参入する余地はまだまだあるといえるでしょう。
実際にスポーツ庁の活動の成果として、成人のスポーツ実施率は1993年の30%に対して、2021年は50%まで増加しています。今後もスポーツをする人が増えれば、スポーツビジネスにおける新たなチャンスも増えていくでしょう。

4-2.スポーツビジネス業界の今後の課題

成長を続けているスポーツビジネス業界ですが、人材不足と市場規模の小ささが問題視されています。現状、スポーツビジネスの運営管理は中小企業が主体となっていることが多く、地域のスポーツ大会などではボランティアによって支えられていることも少なくありません。
組織運営や経営の人材が不足しているため、スポーツビジネスを拡大させるためには人材確保が必要不可欠です。
また、欧米に比べてスポーツビジネス市場が小さい日本は、市場規模が国内にとどまっていることが指摘されています。今後日本のスポーツビジネス市場を拡大するには、市場をグローバルに展開していかなければなりません。国内で人気のあるスポーツの試合をどのように世界に広めるか、世界中からファンを集めるにはどのような方法があるかなど、市場規模を世界に展開していくことが今後の課題となるでしょう。

 

 

5.スポーツビジネス業界へ転職に必要なスキル

スポーツビジネス業界に転職するには、第一にスポーツが好きという気持ちが大切です。しかし、転職を成功させるならマーケティングやデータ分析といった、ビジネススキルを磨くことも忘れてはいけません。

5-1.スポーツビジネスを成功させるデータ分析力

スポーツビジネスにおいて企画や戦略立案を行うときに必要なのが、データ収集や数字からデータを分析する力です。数字から現状を正確に分析し、効果の検証や今後の課題をみつけて新たな戦略に活かします。イベント企画や事業開発に関わりたい人は、データ分析手法の知識を身につけておくと転職に有利になるでしょう。

5-2.感動を先読みするマーケティング能力

オリンピックなど世界規模の競技大会をはじめ、スポーツは多くの人に感動を与えます。スポーツビジネスを成功させるには、スポーツが与える感動を先読みしてビジネスに落とし込む力が必要です。アイデアの発想力や思考力、消費者のニーズを調査するといったマーケティングスキルを身につけておくと役立つでしょう。マーケティングに成功すれば、スポーツビジネス業界において爆発的なヒット商品を生み出す可能性もあります。

5-3.市場を開拓できるプロデュース力

スポーツビジネス業界のなかにはすでに確立された分野もあり、新規参入が難しいケースもあります。しかし、今後スポーツビジネス業界市場を拡大していくには、新しい市場の開拓が必要不可欠です。時代の変化とともに消費者のニーズは変わるため、トレンドをいち早くキャッチして新しい事業を創造する力を養いましょう。市場を開拓するには、新しい価値を生み出すプロデュース力も必要です。

 

 

6.まとめ

スポーツビジネスはスポーツによって価値や利益を生むビジネスのことをいい、スポーツそのものをビジネスにするものと、スポーツに関連するモノをビジネスとするものがあります。日本のスポーツビジネス業界はまだまだ発展の途中であり、今後はグローバル化や市場拡大が期待される業界です。また、スポーツビジネスは人々の健康や地域振興活動の一環としても注目されています。将来スポーツに関わる仕事をしたいという方は、スポーツビジネス業界を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

いかがでしたでしょうか。東京スポーツ・レクリエーション専門学校は、様々なスポーツ分野に関わる多種多様な職業に就職し、活躍していくことができる、スポーツに特化した専門学校です。

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●スポーツビジネス科
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