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アスレティックトレーナーとはどんな仕事? 仕事の内容や将来性、必要な資格について
2023.08.30スポーツが好きな人やスポーツに関わる仕事がしたいと考える人が1度は耳にしたことがある職業、アスレティックトレーナーではないでしょうか。「興味はあるけれど、具体的にどんな場所で働くのか分からない」「資格や知識は必要なのかな」などと、詳しい情報がないと進路の選択肢として選びにくいですよね。そこで今回は、アスレティックトレーナーの業務内容や将来性、資格について紹介いたします。スポーツが好きな人やスポーツに関わる仕事がしたいと考える人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1-1.アスレティックトレーナーとは
1-2.スポーツトレーナーとの違い
1-3.アスレティックトレーナーの仕事
2-1.プロスポーツチームでチームの勝利・パフォーマンスを支える
2-2.スポーツクラブ・フィットネスジムで一般の方の身体づくりを支える
2-3.病院や整骨院などの医療現場で専門知識を活かす
3-1.アスレティックトレーナーに必要な資格
3-2.アスレティックトレーナーになる一般ルート
4-1.スポーツ競技への深い知識や興味
4-2.医療分野の知識や関心
4-3.コミュニケーションが上手
まとめ
1.アスレティックトレーナーとはどんな職業?
ここからは、アスレティックトレーナーについて紹介していきます。
1-1.アスレティックトレーナーとは
トレーナーという職業の中でもアスレティックトレーナーとは、トップのアスリートをはじめ、プロのスポーツチームに関わる仕事です。スポーツ選手がより良い成績を残すためには、ドクターやコーチに加え、トレーナーの存在が大切です。トレーナーが選手をサポートすることで、パフォーマンスの向上につながります。
1-2.スポーツトレーナーとの違い
似た名前の職業として「スポーツトレーナー」があります。名前は似ていますが、実は明確な違いがあります。スポーツトレーナーもアスレティックトレーナーもスポーツ選手と仕事をしますが、アスレティックトレーナーは、医療的な面で選手を支えます。コンディショニングやストレッチ、リハビリなど選手の状態に合わせてサポートします。
1-3.アスレティックトレーナーの仕事
アスレティックトレーナーは、医療的な面で選手を支えると紹介しましたが、細かく紹介すると主に7つの仕事があります。
外傷・障害の予防
トレーニング前後のメディカルチェックを行い、選手の状態を丁寧に把握して怪我の予防をします。選手の体調がよくない場合に練習メニューを調整し、熱中症の予防や栄養状態などに起因する疾患の予防も行います。
また、スポーツ障害になってしまった場合は専門的な処置を行うことで痛みを軽減させます。さらに、選手が飲む薬の中にドーピング禁止薬物が入ってないかなどを調べるのも重要な役割です。
救急措置
選手が試合中やトレーニング中に怪我をした場合は、テーピングや止血などの救急処置およびそのサポートをします。適切な救急処置や内科的疾患への救急処置、緊急時の救命処置、現場での救急体制の確立と緊急時においての対応計画の作成などが主な内容です。
アスレティックリハビリテーション
アスレティックリハビリテーションとは、競技者のスポーツ復帰までのリハビリテーションのことです。現状の症状に応じて選手に合ったリハビリやトレーニング指導を行います。なるべく早期に良い身体状態に復帰できるように段階的な計画を立てます。また、復帰後の後遺症を予防するための指導も行うなど、手厚くサポートするのも大切です。
コンディショニング
高いパフォーマンスを発揮できるよう選手のコンディショニング面から支えてサポートします。
検査・測定と評価
怪我をしていないか、または怪我をしてしまう可能性・危険はないのかという観点で、選手の筋肉や、身体の検査や評価を継続的に行って、選手が抱える課題を医学的・スポーツ科学的な視点から検討します。今行っているケアやトレーニングからどのくらい効果を得られているかなどを判断しています。今後起こりうることを予測し、怪我を防止するという大事な役割を果たします。
健康管理と組織運営
選手のメディカルチェックの内容を踏まえて、生活習慣や食事、水分補給、リハビリテーションなどによるコンディションの維持や向上などの健康管理をします。さらに、疾病や障害の予防のための指導を行います。さらに、サポートスタッフ間の連携構築を行うなど、組織運営にも関わります。
教育的指導
選手が自らのコンディショニングを行えるようにするための指導も行います。
- 体重増減量に対しての栄養教育
- 怪我の原因を探り、それに対する再発予防
- 怪我をした選手への心理的カウンセリング
- 柔軟性の改善やフォームの修正
- 医師からの注意点への解説
こうした指導が選手の自己管理能力を伸ばし、結果的に選手のパフォーマンスの向上を促します。さらに選手に加えてチームスタッフに対し、健康管理に関する情報提供を行い、医療的なスタッフの立場としてカウンセリングやアドバイスを行います。
2.アスレティックトレーナーの今後や将来性
アスレティックトレーナーは、現時点では一般の人にはまだ認知度は高くありません。ですが、プロチームから医療現場まで多様な現場で活躍するアスレティックトレーナーの必要性は少しずつ認識されてきています。気になる年収ですが、400万円程度です。どうして年収の幅が広いのかというと、求人や就職先、雇用形態が様々だからです。では、どういった活躍の場があるのか具体的に紹介していきます。
2-1.プロスポーツチームでチームの勝利・パフォーマンスを支える
プロ野球やプロサッカーなどのスポーツチーム、日本代表の選手団などでは、たくさんのアスレティックトレーナーが働いています。試合中に怪我をした選手が場外に出て、トレーナーの応急処置を受ける場面をテレビで見たことがある人も多いでしょう。
怪我の診断・応急処置の他にも、選手のトレーニング・リハビリ・コンディショニングなどのプロとして、チームの勝利やパフォーマンスを支えており、やりがいがあります。人気のある職業ですが、就職するには学校のコネクションを活用したり、インターンを実習しているチームに自分を売り込んだりする必要があります。
2-2.スポーツクラブ・フィットネスジムで一般の方の身体づくりを支える
民間のスポーツクラブやフィットネスジムでも多くのアスレティックトレーナーが働いています。健康志向の高まりに伴い、学生や主婦などの若年層から高齢者まで様々な年齢の人が利用しているため、年齢や身体、ジムに通う目的も多岐にわたります。
専門知識を活かし、ダイエットや健康維持・向上など施設利用者の目的に合ったトレーニングメニューを提案することが主な仕事です。様々な目標に向かってトレーニングに励む人たちの身体づくりを支えるパーソナルトレーナーの需要も高まっています。
2-3.病院や整骨院などの医療現場で専門知識を活かす
アスレティックトレーナーとしてスポーツ現場で働きながら、医療機関(病院や整骨院など)で勤務しているという人もいます。アスレティックトレーナーになるには医療の知識が不可欠なので、専門性を活かして働けるでしょう。
ただし、医療機関によっては医療資格も持っていないといけない場合もあるので注意が必要です。怪我をした患者さんの治療をメインで行いますが、怪我の予防やコンディショニングを目的に来院する患者さんもいます。
そのため、必ず選手のサポートをする分けではありません。一般の患者様を相手にサポートを行うこともあるので、スポーツ関連以外のけがにも対応が必要です。
3.アスレティックトレーナーになるためには?
アスレティックトレーナーになるには、豊富な知識と経験が必要です。このような就職先を目指すためには、スポーツ系・医療系の専門学校やスポーツ系の大学卒業者がほとんどです。では、具体的に資格や一般的なルートを紹介していきます。
3-1.アスレティックトレーナーに必要な資格
実は、アスレティックトレーナーだと名乗るために、必ず必須とされている資格はありません。しかし、プロのアスリートやスポーツチームにつく場合、日本スポーツ協会「公認アスレティックトレーナー資格」(JSPO-AT)、ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会の「認定アスレティックトレーナー」(JATAC-ATC)などを取得することが望ましいとされています。
また、実際に資格を持たずにアスレティックトレーナーとして活躍している人はほとんどいません。アスレティックトレーナーになるうえで資格は重要視されています。そのため、アスレティックトレーナーになるためには資格の取得を目指しましょう。
3-2.アスレティックトレーナーになる一般ルート
アスレティックトレーナーになるには、高校卒業後、「アスレティックトレーナー」コースのある専門学校や短大・大学に進学して卒業までに「アスレティックトレーナー」資格を取得するのがよいでしょう。学校によって
- 柔道整復師
- はり師
- きゅう師
- あん摩マッサージ指圧師
などの医療系国家資格とアスレティックトレーナー資格を両方取得できるところもあります。医療系の国家資格とアスレティックトレーナー資格を両方持っている場合、現場で怪我をした選手に対する医療行為もできるため、さらに専門性が磨かれ、活躍の場がより広がるでしょう。
4.アスレティックトレーナーに向いている人は?
では、アスレティックトレーナーを目指すにあたって、向いている人はどのような人なのでしょうか?その専門性や特徴から、主に3つに分けてご紹介します。
4-1.スポーツ競技への深い知識や興味
トレーナーは、選手の行うスポーツ競技について深い知識が必要です。また、スポーツが好きで、自身も競技経験をもつ方が競技者への理解も深まり、良いサポーターとなれるでしょう。また、スポーツ競技への知識が乏しい場合、体の使い方や負担などを理解することが難しいです。 どれだけサポート技術が高くても競技への知識がなければサポートは難しいでしょう。
4-2.医療分野の知識や関心
アスレティックトレーナーの特徴である医療的な専門性から、医療分野に興味のある方に向いています。怪我に対する対処法、リハビリテーションの方法など、医療分野の専門知識が必要とされるため、医療に興味のない人はアスレティックトレーナーには向いていません。
スポーツ選手のけがやコンディション不良は日常茶飯事です。適切な処置を行わなければ、選手の回復が遅くなったり、けがが悪化したりする可能性もあります。そのため、アスレティックトレーナーとして活躍したいのであれば、必ず医療の知識や関心は必要となるので医療分野に興味を持ちましょう。
4-3.コミュニケーションが上手
スポーツ選手と深く関わり、サポートするアスレティックトレーナーには、コミュニケーション能力が必須です。日々のコミュニケーションが選手との信頼関係を深め、結果として高いパフォーマンスを引き出すことにつながります。
とくにアスレティックトレーナーは選手のコンディショニングやリハビリ、ストレッチなどマンツーマンで指導することが多いのでコミュニケーションは必要です。
まとめ
アスレティックトレーナーについて、仕事の内容や将来性、なるにはどういった資格が必要なのかなどについて詳しく紹介しました。アスレティックトレーナーとして働いている人は少なく就職先も多くありません。
しかし、近年の健康意識の高まりやスポーツ技術の向上に伴い、徐々に需要が高まっている仕事でもあります。アスレティックトレーナーに興味がある人や、「自分は向いているかも!」という人は、ぜひ当記事を参考にして、資格習得にチャレンジしてみてください。
いかがでしたでしょうか。東京スポーツ・レクリエーション専門学校は、様々なスポーツ分野に関わる多種多様な職業に就職し、活躍していくことができる、スポーツに特化した専門学校です。
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