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ジュニアスポーツ指導員とはどんな資格?

2023.09.23

ジュニアスポーツ指導員とは、子供へのスポーツ指導を行うのに役立つ資格です。本記事では、ジュニアスポーツ指導員の資格概要・取得方法・仕事内容などについて解説します。

 

目次

1.ジュニアスポーツ指導員とは?

 1-1.ジュニアスポーツ指導員について

2.ジュニアスポーツ指導員資格とは?

 2-1.ジュニアスポーツ指導員資格について

3.ジュニアスポーツ指導員資格の取得方法は?

 3-1.ジュニアスポーツ指導員資格の取得方法

4.ジュニアスポーツ指導員の仕事内容

 4-1.ジュニアスポーツ指導員の仕事内容

5.ジュニアスポーツ指導員の就職先

 

 

1.ジュニアスポーツ指導員とは?

ジュニアスポーツ指導員とはスポーツ関連の職種のひとつです。ここでは、ジュニアスポーツ指導員の概要・役割・目指すために必要なスキル・どのような人がジュニアスポーツ指導員に向いているかなどを説明します。

 

1-1.ジュニアスポーツ指導員について

ジュニアスポーツ指導員の概要

ジュニアスポーツ指導員とは、子供や若者のスポーツ活動を指導する専門家です。2歳位から15歳までの幼児から青少年までを対象に、スポーツの指導を行います。

ジュニアスポーツ指導員の役割

ジュニアスポーツ指導員の役割は、子供たちにスポーツの楽しさを教えることです。またスポーツをすることで、健康を維持する重要性を知ってもらうことも重要です。ジュニアスポーツ指導員は、子供たちが生涯を通じてスポーツを続ける意欲を育めるように手助けを行います。

またジュニアスポーツ指導員は子供たちに、スポーツを通じて仲間とのチームワークや協力、継続して努力することの大切さなどを教えることも期待されています。ジュニアスポーツ指導員は、子供たちがスポーツの楽しさを感じながら社会性を身につけられるように努めます。

ジュニアスポーツ指導員に必要なスキル

ジュニアスポーツ指導員に必要なスキルは、スポーツの知識やコミュニケーション能力です。ジュニアスポーツ指導員は子供たちにスポーツを楽しんでもらうために、基本的なルール・技術・戦術・コミュニケーション方法などを教えます。

また子供たちが安全かつ楽しくスポーツを行える環境を提供するためには、子供一人ひとりの発達段階や能力に合わせた指導を行う必要があります。そのためにジュニアスポーツ指導員は子供や保護者とのコミュニケーションを円滑に行い、良好な関係を築くことが求められます。

ジュニアスポーツ指導員に向いている人

ジュニアスポーツ指導員に向いている人は、心身ともに健康であること・スポーツが得意なこと・コミュニケーション能力が高いこと・子供が好きなこと・柔軟性と忍耐力があることなどが挙げられます。

ジュニアスポーツ指導員は日常的に体を動かす仕事です。また子供や保護者を相手にする仕事でもあります。そのため健康で明るく話上手で、それぞれの子供のペースに合わせて粘り強く指導が行える人材が望まれます。

 

 

2.ジュニアスポーツ指導員資格とは?

ジュニアスポーツ指導員になるには資格が必要です。ここではジュニアスポーツ指導員資格の概要や、資格取得のメリットについて解説します。

 

2-1.ジュニアスポーツ指導員資格について

ジュニアスポーツ指導員資格の概要

ジュニアスポーツ指導員資格とは、日本スポーツ協会が認定を行っている民間資格です。ジュニアスポーツ指導員資格を取得することで、乳幼児から青少年を対象としたスポーツの指導力があることを証明できます。

ジュニアスポーツ指導員資格を取得するメリット

ジュニアスポーツ指導員資格を取得する最大のメリットは、就職で有利になることです。ジュニアスポーツ指導員資格を持っていれば、それに見合った能力があることを証明できます。資格があると就活の場で他の候補者よりも有利になったり、就職先が広がったりする期待ができます。

またジュニアスポーツ指導員資格を取得すれば、専門知識を獲得できスキルの向上も図れます。ジュニアスポーツ指導員資格の取得には専門知識が必要になります。発育発達期の身体・心理状態について、子供への指導ノウハウを身に着けられます。

 

 

3.ジュニアスポーツ指導員資格の取得方法は?

ジュニアスポーツ指導員資格を得るためには何をすればいいのでしょうか。以下では、ジュニアスポーツ指導員資格の取得方法・受験条件・試験内容・試験の流れ・合格率などについて説明します。

3-1.ジュニアスポーツ指導員資格の取得方法

ジュニアスポーツ指導員資格の取得方法・受験条件

ジュニアスポーツ指導員資格取得には、検定試験に合格する必要があります。また試験を受験するためには、ジュニアスポーツ指導員養成講習会を受講するか、日本スポーツ協会が認定する学校で所定のカリキュラムを修了することが必要です。

どちらの受験資格を得るためにも、まず高校の卒業は必須になります。進学して資格を取る場合は、大学・短期大学・専門学校などで学ぶ必要があります。講習会を受講する場合は年齢条件があり、受講する年の4月1日現在で満20歳以上である必要があります。

講習会で学ぶ内容は、共通科目と専門科目の2つに分けられています。共通科目は35時間の通信講習で、スポーツ指導者として必要な内容を学びます。専門科目は23時間の実技・実習で、理論的な講義の仕方・運動遊び・スポーツ指導など、子供への指導に必要な内容を学びます。

ジュニアスポーツ指導員資格の試験内容

ジュニアスポーツ指導員資格を取得するための試験は、筆記により行われます。まずは資格認定のための講習を受講し、共通科目で3回の課題提出を行います。共通科目に合格したら専門科目の講習に進み、筆記試験に合格することで資格を取得できます。講習の受講には年齢制限があり、満20歳以上から受けられます。

共通科目の内容は、指導者の役割I・トレーニング論I・スポーツと栄養・指導計画と安全管理・ジュニア期のスポーツ・地域におけるスポーツ振興などの科目で構成されています。専門科目の内容は発達段階によって分かれており、基礎・乳幼児期・児童前期・児童後期・青年前期・指導実習などの科目で構成されています。

ジュニアスポーツ指導員資格の試験の流れ

ジュニアスポーツ指導員資格の取得のための試験日程は、願書受付が4月下旬~5月下旬、試験が8月上旬・9月下旬・10月下旬・11月下旬です。申し込みは日本スポーツ協会のホームページから行います。申込用紙などはありませんのでご注意ください。

申し込みを行うと、学校法人NHK学園から通信教材と受講料の振り込み用紙が届きます。受講料は共通科目が19,800円、専門科目が21,600円です。共通科目の3回の課題提出を行うと、提出後に受講結果が送付されます。

共通科目に合格したら専門科目の受講に進みます。専門科目は、前期2日間・後期2日間の2度の集合講習です。現地は東京と名古屋のどちらか希望の場所を選べます。最後に筆記試験があり、これに合格するとジュニアスポーツ指導員資格を取得できます。

ジュニアスポーツ指導員資格の合格発表は、講習終了後に合格者に通知されます。また、資格登録・更新には手数料がかかります。資格取得時の登録料は13,000円、更新料は4年ごとに10,000円かかります。

ジュニアスポーツ指導員資格の合格率

ジュニアスポーツ指導員資格の合格率は、約90%とされています。ジュニアスポーツ指導員資格は、講習を受講し筆記試験に合格することで取得できます。受験者をふるい落とすというより合格してもらうための試験となっているため、比較的簡単に資格を取得できます。

 

 

4.ジュニアスポーツ指導員の仕事内容

ジュニアスポーツ指導員の仕事内容にはさまざまなものがあります。以下ではジュニアスポーツ指導員の仕事内容として、スポーツ指導・チームマネジメント・安全管理・保護者とのコミュニケーションや連携構築などについて説明します。

4-1.ジュニアスポーツ指導員の仕事内容

トレーニングプログラムの作成

ジュニアスポーツ指導員の仕事のひとつに、トレーニングプログラムの作成があります。トレーニングプログラムは、子供たちの成長や能力に合わせて作成します。目標設定・進行管理・練習計画の立案などを行い、子供たちがスポーツをしながら成長できるようにサポートします。

ルールやマナーの教育

スポーツにはルールやエチケットが存在します。これらを教えるのもジュニアスポーツ指導員の仕事です。ジュニアスポーツ指導員は、子供たちに対して適切なルールやフェアプレーの重要性を教え、スポーツマンシップの形成を手助けします。

スポーツ指導

ジュニアスポーツ指導員のメインの仕事がスポーツ指導です。ジュニアスポーツ指導員は指導する競技の適切な姿勢や動きを指導し、プレーの技術の向上を促します。

チームマネジメント

チームマネジメントもジュニアスポーツ指導員の仕事のひとつです。チームスポーツではチーム全体のまとまりや、チームメイト同士の協調性が重要になってきます。ジュニアスポーツ指導員は子供たちがチームで協力し合えるように、チームビルディングやコミュニケーションの促進に取り組みます。

個別指導とフィードバック

ジュニアスポーツ指導員として子供の指導に当たるには、個別指導とフィードバックを行うことも重要です。子供たち一人ひとりの強みや改善点を把握し、それぞれの発達や成長に合わせた指導を行います。

安全管理

子供たちが安心してスポーツに取り組める環境作りを行うのは、ジュニアスポーツ指導員にとって大切な仕事です。ジュニアスポーツ指導員は安全対策を実施し、練習・試合中の怪我や事故の予防に努めます。

保護者とのコミュニケーション・連携構築

ジュニアスポーツ指導員として働くには、子供たちの指導だけでなく保護者とコミュニケーションを取ることも重要です。指導中の子供の様子・指導内容の説明・イベントの連絡などを通じて、保護者とコミュニケーションを取りながら協力関係を築きます。

 

 

5.ジュニアスポーツ指導員の就職先

ジュニアスポーツ指導員の就職先には、地域の子供向けスポーツクラブやスポーツ教室・民間の商業スポーツ施設・児童の教育に関連した法人機関・スポーツに特化した専門学校・一般のフィットネスジムなどがあります。

ジュニアスポーツ指導員が活躍できる場は多岐にわたります。またジュニアスポーツ指導員の資格やそれに関連する専門的な知識は、子供へのスポーツ指導以外の場でも役立ちます。さらにジュニアスポーツ指導員資格と併せて、日本スポーツ協会のその他の資格・トレーナーに関連する資格・医療系の国家資格などを取得すると、就職先が広がってより働き方が選べます。

 

 

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