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サッカーの3級審判員の資格を取得する方法と試験の難易度
2023.05.23サッカーの審判員の資格を持っていれば、サッカーの試合で主審や副審ができます。サッカーの審判員の資格の中でも一番取得しやすいのは4級の審判員です。それよりも一つ上位の審判員が3級審判員です。4級を取得した人がすべて3級を取れるわけではなく、4級よりも難易度は高くなっています。ここでは、サッカーの3級審判員の難易度や取得する方法について、詳しくご紹介します。
目次
サッカー審判員の中の3級審判員の割合
サッカー3級審判員の資格の難易度
3級審判員の審査を受験するための条件
サッカーの3級審判員の審査の詳細
3級審判員の申し込みをする方法
協会に提出しなければいけない審査の申込書
4.3級審判員の審査で送らなければいけないレフェリーノートの写し
写しを送る際に気をつけるべきこと
写しを送らなければいけない部分
審査でおこなわれる学科試験の内容
学科試験の受験者が注意すべきこと
ランニングと歩行を繰り返す体力テスト
ランニングと歩行をしなければいけない距離
試験が終了した後におこなわれる合格者の発表
合格者が受講しなければいけない講習会
試験の勉強を開始しなければいけない時期
体力テストを受験するための対策
覚えた方が良いオフサイドの知識
合格するために覚えるべきファウルに関する規則
ゴールやユニフォームの問題が出題されることもある3級の学科試験
過去におこなわれた試験の問題を確認できる過去問
まとめ
1.サッカー3級審判員の中の割合と難易度
サッカー審判員の中の3級審判員の割合
サッカーの3級審判員は、サッカーの審判員の中では4級に次いで取得しやすい資格です。そのために、一般の人でも、この資格を取ることを目指している人が多くいます。3級の資格を取って現在サッカーの審判員として活動している人は、2022年の春の時点で3万4千人程度いました。サッカーの審判員の資格を取得している人の総数は上記の時点で26万人以上いたので、3級を取得している人はおよそ13パーセント程度に過ぎません。
サッカー3級審判員の資格の難易度
サッカーの4級審判員の資格を所有している人と比較すれば、3級審判員の難易度の高さが理解しやすくなります。4級審判員は2022年の春の時点で、およそ22万8千人いました。この資格を取得している人の数は、サッカー審判員の資格を所有している人の中でも、およそ85パーセントの割合です。3級の資格を持っている人の数は4級全体の16パーセント以下に過ぎないので、4級を持っている人が3級を取得することは、非常に難易度が高いことがわかります。
2.サッカー3級審判員の受験条件と審査の詳細
3級審判員の審査を受験するための条件
サッカーの3級審判員になるためには、サッカー協会のおこなっている審査を受けることが必要です。誰でも申し込みをすれば審査が受けられるわけではなく、特定の条件をすべて満たしている人だけが審査を受けられます。3級審判員になるために必ず必要となるものは4級審判員の資格です。4級審判員の資格を持っているだけではなく、審判として活動した経験も必要になります。審判としての十分な実績を持っている人だけが、3級審判員の審査を受験できます。
サッカーの3級審判員の審査の詳細
サッカーの3級審判員の試験に合格するためには、1次と2次の両方に合格することができます。1次審査として3級の応募者に課せられているのは書類審査です。こうした書類審査では、3級審判員を受験したい人が、必要な受験資格を満たしているかどうかについて確認をしています。1次審査に合格をした人が次に受験しなければいけない2次審査は、2つの種類の試験があります。筆記試験の他に、参加者が受けなければいけないのは体力テストです。
3.サッカー3級審判員の審査の申し込みの手続き
U3級審判員の申し込みをする方法
サッカーの3級審判員を取得したい人が一番初めにしなければいけないことは、申し込みの手続きをすることです。いつでも自由に申し込みができるわけではなく、申し込みを受けつけている期間内に必ず手続きをすることが必要です。申し込みを受けつけている時期は各地のサッカー協会によって異なります。審査の申し込みはインターネット上でできます。サッカー協会のホームページにアクセスして、必要な手続きをしてください。
協会に提出しなければいけない審査の申込書
サッカー3級審判員の審査の申し込みをした人は、3級審判員の認定審査に参加するための申込書に、必要な事項を記載して提出することも必要です。提出しなければいけないのは、審査を受けたい都道府県のサッカー協会です。この試験に記載が必要なのは、審判の登録番号です。2次審査を受験する日も記載する必要があります。氏名や住所なども忘れずに記載することが必要で、1次審査の確認事項も受験者が記入しなければいけないことです。
4.3級審判員の審査で送らなければいけないレフェリーノートの写し
写しを送る際に気をつけるべきこと
サッカー3級審判員の審査を受験するためには、レフェリーノートの写しをサッカー協会に提出することも必要です。試験に確実に合格したい人は、日ごろからレフェリーノートをしっかりと記入しておいてください。レフェリーノートの写しを提出する時に気をつけなければいけないことは、記入したレフェリーノートをなくさないようにすることです。せっかく記入しておいてもどこかに紛失してしまうと、写しを提出できなくなってしまいます。
写しを送らなければいけない部分
レフェリーノートの写しを送る時には、必要な部分を間違えないで送るようにすることも重要です。写しが必要となるのは、レフェリーノートの審判記録の部分です。審判記録とは、これまでに審判してきた試合のことを記入する記録のことです。試合が開催された日時だけでなく、開催された場所なども記載しておく必要があります。試合に出場したチームの名前も記入する必要があり、試合の結果も審判記録には記載します。主審や副審などの試合中の役割も記載しなければいけないことです。
5.サッカー3級審判員の審査の2次試験の学科試験
審査でおこなわれる学科試験の内容
サッカー3級審判員に応募して書類審査に合格した人は、2次試験を受験できます。2次試験では学科試験がまずおこなわれることが多いです。学科試験で出題されるのは、サッカーの競技規則に関する問題です。3級審判員の学科試験には制限時間があり、45分以内にすべての問題を解答することが必要です。書かれている内容の正誤が問われる問題が多く出題され、問題によってそれぞれ配点が異なります。難易度はそれほど高くなく、競技規則の内容を正確に理解していれば解答できます。
学科試験の受験者が注意すべきこと
サッカー3級審判員の学科試験を受験する時には、気をつけなければいけないこともあります。しっかりと問題を読みながら解答しなければいけないことも、注意をすべきことです。簡単な問題だと思って文章をよく読まないで解答をすると、間違えてしまうこともあります。簡単な問題のように見えて、実は難しい問題もあるので、一つひとつの問題にじっくりと取り組むことが必要です。すべての問題を解答した後に見直しをすれば、間違いに気づくこともあります。
6.サッカー3級審判員の審査の2次試験の体力テスト
ランニングと歩行を繰り返す体力テスト
サッカー3級審判員の2次試験では、受験者に体力テストも課せられます。3級の審査でおこなわれている体力テストはルールが少し複雑なので、受験する前にルールをあらかじめ確認しておいた方が最適です。3級の体力テストで実施されているのは、ランニングと歩行を交互に繰り返す運動です。ランニングをしてから歩行をして、その後にまたランニングをするという方法で、試験がおこなわれます。これを合計で24回繰り返せば、試験は終了です。
ランニングと歩行をしなければいけない距離
サッカー3級審判員の体力テストは、ランニングと歩行をしなければいけない距離がそれぞれ決められています。ランニングをする必要があるのは75メートルです。受験者は自分の好きな速さで走れるわけではなく、75メートルを25秒以内の速さで走ることが必要です。これよりも時間がかかってしまうと、試験に合格することはできなくなります。ランニングのあとの歩行は、25メートルの距離を歩きます。この歩行は30秒以内に完了しなければいけないルールです。
7.合格者の発表と合格者だけが受講できる講習会
試験が終了した後におこなわれる合格者の発表
サッカー3級審判員の2次試験が終了した後に実施されるのは、受験者の身体測定です。身体測定がおこなわれている時に、受験者が受験した筆記試験などの採点がおこなわれます。身体測定が終了した後に発表されるのは、審査の合格者です。
試験を受験した人の中でどれだけの人が合格できるかは、毎回異なっています。平均よりも多めの人が合格できることもあれば、合格者の数がいつもよりも少ないこともあります。合格率が高い場合には30パーセント程度の人が不合格となり、低い場合には50パーセント近くの人が不合格となることもあります。
合格者が受講しなければいけない講習会
サッカー3級審判員の試験に合格した人は、サッカー協会が主催する審判員の講習会に参加できます。この講習会は、3級の資格を取得したい人が必ず受講しなければいけないものです。詳しい内容は、送られてくる電子メールを読めば確認できます。講習会で参加者におこなわれるのは、3級の審判員として活動するために必要なことです。
必要な手続きをするための方法も、会の中で参加者に教えられています。講習会で教わった方法で手続きを終了すれば、3級審判員の資格を取得できます。
8.試験勉強を始めた方が良い時期と体力テストの対策
試験の勉強を開始しなければいけない時期
サッカーの3級審判員の審査を受験したい人は、できるだけ早い時期に学科試験のための勉強を始めた方が最適です。少なくとも、試験が開催される日の1か月前ごろから勉強を始める必要があります。それより遅くに勉強を始めてしまうと、覚えなければいけないことが当日までにすべて覚えられなくなることもあります。記憶力に自信のない人が受験する場合には、1か月よりも前から試験勉強を始めた方がおすすめです。早く勉強を始めるほど、余裕を持ちながら受験対策ができます。
体力テストを受験するための対策
体力に自信がない人は、体力テストに合格するための対策も早めに始める必要があります。体力テストとしておこなわれるランニングと歩行の繰り返しは、それほどハードな運動ではないので、ある程度の体力がある人ならば合格することは可能です。75メートルの距離を25秒以内で走れない人は、まず25秒以内で走れるだけの体力をつけることが必要です。重い体重が原因で速く走れない人は、25秒以内に走れるようにするために、ダイエットを検討しなければいけない場合もあります。
9.学科試験に合格するために覚えなければいけない競技規則
覚えた方が良いオフサイドの知識
サッカー3級審判員の学科試験に確実に合格するためには、できるだけ多く競技規則の知識を覚えておいた方が最適です。すべての競技規則をまんべんなく覚えるよりも、重要なポイントを中心に勉強した方が効率的な学習ができます。3級審判員の資格を取得した人がしっかりと勉強しておいた方が良いのはオフサイドの知識です。サッカーの試合ではさまざまなケースでオフサイドとなることがあるので、どのような場合にオフサイドとなるのか、しっかりと確認しておくことが必要です。
合格するために覚えるべきファウルに関する規則
サッカー3級審判員の学科試験に合格したい人は、ファウルに関する競技規則もしっかりと勉強しておく必要があります。こうしたことを審判になりたい人が十分に勉強しなければいけないのは、ファウルをしっかりと取ることにより、選手が安全に試合にのぞめるからです。どのような場合にファウルとなるかについても、詳細な勉強が必要です。ファウルの種類によってはフリーキックが与えられることもあるので、ゴールに直接キックができる場合と間接フリーキックをしなければいけない場合の違いも、審判員が覚えておくべき重要な知識です。
10.その他の試験問題と試験対策に最適な過去問
ゴールやユニフォームの問題が出題されることもある3級の学科試験
サッカーの3級審判員の学科試験では、サッカー競技に関する幅広い種類の問題が出題されています。フィールドの面積の知識が必要となる問題が出題されることもあるので、高得点を狙っている人はこうしたことも覚えておいた方がおすすめです。
ゴールポストの大きさについての問題が出題されることもあるので、ゴールポストの横の長さや高さなども、記憶しておく必要があります。選手が着るユニフォームに関する問題が出題されることもあるので、試合で着用できるユニフォームの条件なども勉強しておいたほうが最適です。
過去におこなわれた試験の問題を確認できる過去問
これからサッカー3級審判員の資格取得を目指している人が目を通しておいた方が良いのは過去問です。時間に余裕がある人ならば、問題を自分で解くこともおすすめです。試験を受験する前に過去問を見ておいた方が良いのは、どのようなタイプの問題が出題されるか確認できるからです。
基本的には過去問と同じようなタイプが審査でも出題されるので、事前に問題を解いておけば解答に慣れることができます。過去問と同じような内容の問題が出題されることもあるので、過去問の復習は受験者にとって最適な勉強方法です。
まとめ
サッカーの3級審判員を取得すれば、都道府県のサッカー協会が主催するサッカーの試合で、主審や副審として審判ができます。学生が参加する全国大会の地方予選なども、この資格がなければ審判をすることができません。3級の資格は4級よりも難易度が高いですが、受験する前にしっかりと試験勉強をしておけば、十分に対応できます。
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