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スポーツ科学の必要性は?国内で高まる需要と必要な理由を解説

2023.06.16

スポーツ選手以外にもスポーツ科学が役立つ可能性は大いにあります。健康的な人生を歩むために欠かせないのがスポーツであり、超高齢化社会の日本においてその需要は高まっていくと言えるでしょう。今回は、少子高齢化社会やスポーツ選手に関わるスポーツ科学の需要と必要性などを解説いたします。

 

目次

1.スポーツ科学とは?

2.スポーツ科学の需要は高まっている

 2-1.スポーツ科学への関心はアスリートだけではない
 2-2.スポーツするメリット

3.私たちの身近にあるスポーツ科学

4.アスリートのメンタルを支える

5.食事も大切

6.スポーツの発展に欠かせないスポーツマネジメント

7.スポーツ科学を活かした就職先

8.子供の運動能力を育むスポーツ科学

まとめ

 

 

1.スポーツ科学とは?

スポーツ選手の運動能力を上げるため、心理学、栄養学、生理学、医学などさまざまな視点から研究、分析を行う学問です。「何をすればパフォーマンスが向上するか」などを考え、効率的なトレーニングプラン、体調管理の専門的な知識を学びます。

 

 

2.スポーツ科学の需要は高まっている

2-1.スポーツ科学への関心はアスリートだけではない

スポーツ科学は、現代の日本においてアスリート以外の需要も高まりつつある傾向です。リモートワークの増加で出社する機会が減り、運動不足になる人々が多くなりました。運動不足は精神的な不調にも繋がるため、心が不健康になる可能性があります。
このような社会の風潮もあり、スポーツで汗を流すことに注目が集まっています。体を動かせば健康に繋がることが医学でも認められており、スポーツ科学への関心はどんどん増えていく可能性はあります。

2-2.スポーツするメリット

スポーツ庁は、スポーツで下記のようなメリットが期待できるとしています。(参考:https://onl.sc/54mNeQp)

1. 自己免疫力向上
2. ストレス解消
3. 体力の維持・向上
4. 生活習慣病の予防・改善
5. 肩こり・腰痛の改善
6. 質のいい睡眠
7. 認知症予防
8. 食欲増進

この報告からもわかるように、スポーツは健康に必要不可欠な存在です。スポーツ科学の専門的な知識を身に付ければ、効率的に健康を目指せるはずです。

 

 

3.私たちの身近にあるスポーツ科学

近年の健康ブームでスポーツ科学に基づいたダイエットやトレーニングが増えています。その中のひとつが、「○○トレーニング」や「スロートレーニング」などと呼ばれるダイエット方法です。これらのトレーニングもスポーツ科学で分析したデータをもとに、効率的なトレーニングプランを作り、私たちに伝えてくれています。
少し前に流行った「筋肉体操」もスポーツ科学のひとつです。スポーツ科学に精通した大学の准教授が監修しているのもあって、効果的で簡単なトレーニングといわれていました。

 

 

4.アスリートのメンタルを支える

スポーツとメンタルは、深いつながりがあるといわれています。昔の日本では、「何事も根性で乗り切れば問題ない」という風潮でした。しかし、時代の流れとともにメンタル面のケアも重要視され、スポーツ心理学を学ぶ人も増加傾向にあります。スポーツ心理学を学べば、「なぜ緊張するのか」「なぜミスをするのか」などを分析できるようになり、選手がどのような行動をすればよいかアドバイスができるようになります。その結果、試合や練習の集中力やパフォーマンス能力の向上に繋がることが期待されます。さらに、選手が怪我を負ったときのメンタルケア、モチベーションを上げる指導、チームの意欲向上させることもスポーツ心理学の知識が役立つはずです。

 

 

5.食事も大切

スポーツ科学では栄養学の知識も得られます。スポーツ選手が強い身体を作るために、特殊なサプリや食材があるわけではありません。スポーツ選手も一般人も毎日摂らなければいけない栄養は同じです。トレーニングに耐える体を作る必要があるスポーツ選手は、より一層多くの栄養素を身体に取り入れなければなりません。しっかりと栄養のある食事は、強靭で健康的な身体を作り上げるためにも重要です。
IOC(国際オリンピック委員会)は、「普通に入手できる多くの種類の食べ物から適切なエネルギーを補給していれば、トレーニングや競技に必要な糖質(炭水化物)・たんぱく質・脂質、そして微量栄養素の必要量をとることができる。正しい食事はスポーツ選手が適切な体重や身体組成を獲得し、それぞれの競技で大きな成功を収めるのに役立つであろう」と声明を出しています。
(参考:https://www.jpnsport.go.jp/hpsc/study/sports_nutrition/tabid/1474/Default.aspx)
このように、スポーツ栄養学で食事に関する専門的な知識を得ることは、大切と言えるでしょう。

 

 

6.スポーツの発展に欠かせないスポーツマネジメント

スポーツマネジメントとは、スポーツに関わる企業の広報活動、経営、スポーツ関連イベントの開催、さらにスポーツ選手やコーチの人材育成など、さまざまな面からスポーツの発展に尽力する仕事です。もともとは、スポーツが盛んなアメリカで生まれた職業で、スポーツマネジメント専門の学部もあるほどです。日本ではバスケットボールやバレーボール、サッカーなどでスポーツマネジメントが活躍していますが、まだ歴史が浅い職業と言えます。しかし、スポーツの発展を推進しているスポーツ庁の取り組みにより、スポーツマネジメントの知名度が日本でも広がってきました。スポーツ科学の専門知識を身に付けることは、日本のスポーツ業界を発展させるために重要です。

 

7.スポーツ科学を活かした就職先

スポーツ科学を学べば、「スポーツやスポーツ観戦が好きでスポーツの仕事に携わりたい」、また「スポーツ選手になれなかったからスポーツ選手を支える仕事がしたい」という夢を叶えるチャンスが生まれます。専門的な知識はスポーツ選手の支えになり得る場合があり、何らかの形でスポーツ業界に関わる職業に就ける可能性が広がるでしょう。スポーツ選手やスポーツチームのマネジメントやメンタルトレーナー、トレーニング指導、怪我の応急処置、予防指導などで深く関われるかもしれません。さらに、食事面や健康管理、マッサージで選手の疲れを癒すのもスポーツ科学で培った知識が大いに活躍することが見込まれます。スポーツ選手の競技人生にも深く関われるチャンスは、スポーツ科学の専門性がきっかけになってくれるでしょう。

 

 

8.子供の運動能力を育むスポーツ科学

今、子供の体力低下が問題になっています。その背景には、習い事などが忙しい、外遊びできる場所の減少、おうち時間が増えたことなどが挙げられ、子供たちが元気に体を動かす時間が減ったことが原因のひとつと言えます。子供の運動不足は、ストレスや生活習慣病の引き金になりかねません。スポーツ科学には、子供にスポーツを指導するための資格もあります。子供の運動能力を向上させ、将来のスポーツ選手を育むためにもスポーツ科学の力は必要です。

 

 

まとめ

超高齢化社会の日本において、「健康に生きるには何をすればいいか」が最大の課題と言えます。健康的な食事や気軽にできるトレーニングなどの研究が進めば、健康的な社会の発展に大いに貢献するはずです。健康的な社会は医療費の減少にも繋がり、金銭面の負担も減ることが期待されます。スポーツ科学の需要は、今後も増えていくでしょう。

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