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スポーツトレーナーのやりがい7選!苦労すること・向いている人の特徴とは?

2024.04.24

スポーツトレーナーはプロアマ問わず運動をする人に対し、身体的な健康管理やトレーニングなどのサポートを行う専門家です。トレーニングメニューの組み立てから食事や栄養摂取のアドバイス、リハビリテーションの指導など、仕事内容は多岐にわたります。
このように一見ハードな職業ともいえる「スポーツトレーナー」ですが、この仕事ならではのやりが数多くあるのをご存じでしょうか。そこで今回は、スポーツトレーナーのやりがいにスポットを当てて解説します。
記事内ではスポーツトレーナーが苦労すること、仕事に向いている人の特徴まで説明しています。現在、スポーツトレーナーを目指している人には必見の内容です。ぜひ、最後まで記事をご覧ください。

目次

1.そもそもスポーツトレーナーとは?

2.スポーツトレーナーの7つのやりがい

 1.選手の成長を近くで見られる
 2.選手と成功体験をシェアできる
 3.選手の精神的支えになれる
 4.選手から感謝される
 5.選手の欠点を改善できる
 6.スポーツに長く関われる
 7.人脈が広がる

3.スポーツトレーナーで苦労すること

 自分の生活を後回しにしがち
 知識を常にアップデートする必要がある
 選手とコーチの間で板挟みにあう
 トレーニング法を間違えると選手に大きな影響が出る
 相手とのコミュニケーションは必須
 長期移動にも耐えられる体力と体調管理が必要
 専属契約は競争率が高く契約が厳しい

4.スポーツトレーナーに向いている人の特徴

 心身ともに健康な人
 スポーツ経験者
 人に教えることが好きな人
 褒め上手
 主体的に学べる人

5.まとめ

 

 1.そもそもスポーツトレーナーとは?

スポーツトレーナーとは、プロや一般人に関わらず、運動のパフォーマンス向上や健康維持をサポートする専門職です。就職先もさまざまあることから、スポーツトレーナーの業務内容は多岐にわたります。
たとえば、プロサッカーチームに所属するスポーツトレーナーは、選手のコンディションを把握し、トレーニングメニューや食事プランを提案します。また、試合前後のストレッチやウォームアップ、クールダウンの指導も欠かせません。
さらに、選手のケガ予防とリハビリテーションも重要な役割のひとつです。選手がケガをしないように、適切なトレーニングメソッドの指導を行います。万が一、ケガが発生したときは適切なリハビリテーションプログラムを組み、早期回復できるようにサポート役に徹します。

 

2.スポーツトレーナーの7つのやりがい

スポーツトレーナーには、数多くの「やりがい」があります。ここでは、具体的に7つのやりがいを紹介します。

1.選手の成長を近くで見られる

スポーツトレーナーは、トレーニングから試合まで選手とともに行動するのが基本です。そのため、選手の成長を近くで見られる点は大きなやりがいです。たとえば、トレーニングで初めて高難易度の技を成功させたときや、試合で活躍した瞬間などはスポーツトレーナーにとって特別な感動が生まれるでしょう。

2.選手と成功体験をシェアできる

スポーツトレーナーは基本的に選手やチームと帯同するため、選手の成功体験をシェアできる機会に数多く遭遇します。例をあげると、サッカーや野球といった団体競技ではチームがリーグ戦で優勝した場合、一緒に喜びを分かち合える貴重な場面です。とくに、自分が日々サポートしている選手が試合で活躍したときの喜びは言葉にできないほどです。
また、優勝祝賀パーティーなどに一緒に参加できれば、チームの一員として一体感と達成感を感じられるでしょう。選手たちとともに喜びを共有し、努力した結果を祝えるのもスポーツトレーナーの大きなやりがいです。

3.選手の精神的支えになれる

トレーニングや試合中に選手がケガを負った場合、回復までの道のりはリハビリテーションから始まります。しかし、思うようにケガが回復しないとき、選手はモチベーションを失ってしまうかもしれません。このような場合は、選手のメンタル面から支えるのもスポーツトレーナーの大切な役割です。
具体的には、選手が肉離れで長期離脱を余儀なくされたとき、スポーツトレーナーは選手の心情に寄り添いながらサポートに徹します。その結果、選手はモチベーションを取り戻し、リハビリテーションに真剣に取り組む「きっかけ」となるかもしれません。
そのため、スポーツトレーナーは選手のサポート役だけでなく、精神的な支えになっている点も大きなやりがいのひとつといえます。

4.選手から感謝される

スポーツトレーナーは、選手から感謝されることも多い仕事です。なぜなら、スポーツトレーナーの存在が選手のパフォーマンスに大きく影響しているからです。たとえば、重度のケガから復帰し、試合で活躍できるようになった選手から「ありがとう」と感謝の言葉をもらったときは、このうえない喜びを感じることでしょう。
選手の復活を一緒に喜び、感謝の言葉を受け取る瞬間はスポーツトレーナーにとって大きなやりがいに違いありません。

5.選手の欠点を改善できる

選手が調子を落としたときは、何が原因なのか自分自身では気づきにくいものです。こうした場合、選手の欠点や改善点を分析し、適切なアドバイスを行うのもスポーツトレーナーの重要な役割です。
一例として、最近試合で結果が出ない選手がいたとします。スポーツトレーナーが選手の動きを分析した結果、身体のバランスが崩れている点を発見しました。そこで、トレーナーは体幹を鍛える特別なトレーニングメニューを作成し、選手にトレーニングメニューを実践させます。トレーニングにより選手が再び試合で活躍できた場合は、スポーツトレーナーとして大きなやりがいを感じるでしょう。

6.スポーツに長く関われる

スポーツ選手として活躍できなかった場合や、ケガで選手生活を断念した人もスポーツトレーナーになればスポーツに関わる仕事ができます。また、自分が愛するスポーツの発展に直接貢献できる点もスポーツトレーナーの大きな喜びです。
このように、スポーツに長く関わりたい人にとって、スポーツトレーナーはやりがいのある職業といえるでしょう。

7.人脈が広がる

スポーツトレーナーは仕事柄、さまざまなスポーツの選手や関係者、チームのファンなど、多くの人とコミュニケーションを図ります。そのため、幅広い人脈が自然と形成され、情報交換や新たなチャンスを生む重要な財産になるでしょう。
たとえば、有名選手が他チームへの移籍が決まったとき、選手との人脈をとおして新たな仕事を得る機会があるかもしれません。以上のように、スポーツトレーナーとして人脈を広げることは、仕事の幅を広げるうえで大きなやりがいとなるでしょう。

 

3.スポーツトレーナーで苦労すること

スポーツトレーナーのやりがいについては先述しました。しかし、実際は苦労することも多い職業でもあります。それでは、どのような苦労があるのかを具体的に紹介します。

自分の生活を後回しにしがち

スポーツトレーナーは、選手のサポート役が主な仕事です。言葉を変えると、「選手中心の生活」ともいえます。理由として、日々のトレーニングや食事の管理、ケガをしている選手のリハビリテーションへの同行などが求められるためです。こうした重要な仕事は時間が不規則で、選手の状況によって予定が急変する可能性も考えられます。
また、プロスポーツになると長距離の遠征などで何か月も帯同するケースもあります。そのため、選手と一緒に移動しながら選手の健康やコンディションを管理しなければなりません。プライベートの時間がとりにくいのは、デメリットといえるのではないでしょうか。
しかし、こうした自己犠牲は選手を最高のパフォーマンスに導くために必要なものであり、スポーツトレーナーとしてのやりがいでもあります。

知識を常にアップデートする必要がある

スポーツは、科学や医学と同様に日々進化しています。トレーニングメニューや食事、睡眠など、昔は常識だった情報が今は非常識となっているものも数多くあります。野球を例にあげると、昔は下半身強化を目的としてランニングがトレーニングの主流でした。しかし、現在は選手の過度な走り込みはオーバーワークのため、敬遠されています。
このように古いトレーニングメソッドを続けてしまうと、選手のパフォーマンスを落とすだけでなく、ケガのリスクを高めてしまうかもしれません。したがって、スポーツの知識をアップデートしなければならないのは、スポーツトレーナーの苦労するポイントといえるでしょう。

選手とコーチの間で板挟みにあう

選手に技術的な指導を行うコーチは、現役時代にプロとして活躍していた人も多く、経験から導き出した助言は選手には有益なものばかりです。しかし、コーチが伝える指導内容は基本的に言葉を使った説明のため、選手が理解できない場合や双方で意見が合わないこともあります。
このような状況に陥ったときは、スポーツトレーナーが仲介役となり、双方の意見を調整しなければなりません。こうした「調整役」は、スポーツトレーナーの仕事以外の時間で行うため、苦労する点でもあります。

トレーニング法を間違えると選手に大きな影響が出る

選手のコンディションやケガの状況により、トレーニングメニューを変更する場合があります。しかし、選手の状態を把握せずに不適切なトレーニングを行うと、選手がケガをするかもしれません。
また、正しいトレーニング法でなければ、選手やチームが期待する能力開発につながらない恐れもあります。これらの問題に対応するには「現場経験」が必要なため、経験の浅いスポーツトレーナーは苦労するかもしれません。

相手とのコミュニケーションは必須

選手にさまざまな指示を出すスポーツトレーナーは、選手との信頼関係がとても大切です。しかし、信頼関係は一方通行ではなく、両者間の関係が良好でなければ成り立たないでしょう。たとえば、作成したトレーニングメニューを選手に実施させる際、信頼関係がなければこちらの要望にしたがってくれるとは限りません。
そのため、選手との関係づくりは「やりがい」にもなりますが、人によっては苦労する部分かもしれません。

長期移動にも耐えられる体力と体調管理が必要

スポーツトレーナーは移動や宿泊、長時間の立ち仕事など、体力を消耗する機会が多くなります。一例として、プロサッカーチームのスポーツトレーナーの場合、国内リーグだけでなく国際試合にも参加することがあります。その際は、長時間のフライトや時差ボケで体調を崩さないよう体調管理に気をつけなければなりません。
これらの要因から、選手だけでなく自分自身の体調管理が求められる点もスポーツトレーナーの苦労するところです。

専属契約は競争率が高く契約が厳しい

選手やチームとの専属契約は多くのメリットがある一方で、契約にいたるには高いハードルがあります。ほかのスポーツトレーナーと差別化を図るうえでも、すぐれたスキルや技術、そして人脈が必要になるためです。
具体例として、あるプロ野球チームが新しいスポーツトレーナーを募集したとします。多数の応募者からもっとも適したトレーナーを選ぶには、過去の実績や保有資格、人脈なども参考にします。このような競争率の高いなかで自分をアピールしなければならない点は、スポーツトレーナーが苦労するポイントといえます。

 

4.スポーツトレーナーに向いている人の特徴

現代スポーツには欠かせない存在の「スポーツトレーナー」ですが、どのような人が適しているのでしょうか。ここでは、スポーツトレーナーに向いている人の特徴を紹介します。

心身ともに健康な人

スポーツトレーナーは選手へのトレーニング指導、遠征で生じる長時間の移動といった体力的に厳しい面もあるため、心身ともに健康な人が望まれます。しかし、体調がすぐれない場合や精神的に不安定だと、満足に役割を果たせないかもしれません。
さらに、自分自身が健康であることは選手への信頼関係を築くうえでも大切です。病弱なトレーナーよりも健康で元気なトレーナーのほうが、選手からの信頼を勝ち得やすくなるのはいうまでもないでしょう。

スポーツ経験者

スポーツトレーナーがスポーツ経験者の場合、選手の立場や感情が理解できるため、選手とのコミュニケーションも円滑に進みます。双方の意見相違や誤解を大幅に減らせるのは、スポーツ経験者ならではのメリットです。
たとえば、選手のモチベーションが低下した際、自身が経験した困難や挫折をとおして、選手の心情を理解したうえで適切なメンタルケアが行えます。また、自身がスポーツに精通していることで、トレーニングのアドバイスも具体的で実践的な内容で相手に伝えられます。
以上のことから、スポーツ経験者はスポーツトレーナーとして活躍する際、大きなプラス材料といえるでしょう。

人に教えることが好きな人

スポーツトレーナーは選手に対して「伝える」、「教える」が主な業務です。そのため、人に教えることが好きな人には向いている職業といえるでしょう。具体的には、選手への技術指導や食事の栄養管理、睡眠法など、さまざまな情報を正確に伝える必要があります。
そのためには、選手に正確かつ効果的に情報伝達できる「伝達力」や「表現力」も求められます。これらの能力が優れていなければ、選手にうまく情報が伝わらず、結果としてチームのパフォーマンスに影響を及ぼすかもしれません。
以上のことから、人に教えることが好きで伝達力や表現力に自信がある人は、スポーツトレーナーに向いているといえるでしょう。

褒め上手

スポーツトレーナーは選手の体力や技術面だけでなく、選手のモチベーションを高めることも重要な役割です。選手のモチベーションはパフォーマンスに直結するため、選手に対する適切な「言葉選び」も大切です。
毎年年始に行われるマラソンでは、ランナーの後方から声をかけ続ける監督やコーチの姿が見られます。監督やコーチは選手に対して「ポジティブ」な言葉で呼びかけ、選手のモチベーションを高めているのです。
なお、褒め上手な人は選手のモチベーションアップだけでなく、選手との信頼関係を築くうえでも欠かせません。選手は信頼できる相手の言葉に耳を傾けるため、信頼関係が築けていれば指示が理解されやすいメリットがあります。
このように、言葉によって選手のモチベーションをアップさせられる「褒め上手な人」はスポーツトレーナーに向いているといえるでしょう。

主体的に学べる人

スポーツは、ルールや戦術など常に進化し続けています。スポーツトレーナーは、こうしたスポーツの変化に素早く対応しながら、新たな知識を主体的に学ぶ姿勢が求められます。なお、スポーツ界の最新動向や新しいトレーニング法、選手のケア方法、栄養やリハビリテーションの最新研究など、学ぶべき知識はさまざまです。
また、主体的に学ぶ姿勢は選手とのコミュニケーションにも役立ちます。そのため、スポーツトレーナーは自己啓発の意欲が強く、新しい知識を常に追求し続けられる人が向いています。

 

5.まとめ

本記事では、スポーツトレーナーのやりがいや苦労する点などを網羅的に紹介しました。スポーツトレーナーは、スポーツに長く関われるほか、選手やチームの成功体験をシェアできるなど、多くのやりがいがあります。一方、プライベートの時間がない、健康管理が困難といった苦労する点も多くある職業です。
しかし、スポーツトレーナーは現代スポーツには欠かせない存在のため、将来性のある職業といえます。今後、スポーツトレーナーを目指す人は今回の記事を参考に、自分に適した職業かどうかを見極めてください。

 

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