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スポーツマネジメントとは?仕事内容から年収、必要な資格を詳しく紹介!

2024.04.11

近年、さまざまなチャネルの登場でスポーツを楽しむ機会が増え、スポーツ熱が高まりをみせています。そこで注目されているのが、「スポーツマネジメント」と呼ばれる職業です。スポーツマネジメントの仕事は、スポーツ関連企業の経営やスポーツイベントの企画運営など重要な役割を担っています。
しかし、具体的な仕事内容や年収、必要な資格などをよく知らない方も多いのではないでしょうか。そこで本記事ではスポーツマネジメントを詳しく解説します。この記事を読めば、スポーツマネジメントが理解でき、自分のキャリアの方向性を発見できるヒントになるかもしれません。

目次

1.スポーツマネジメントとは?

近年スポーツマネジメントがなぜ重要視されるのか

2.スポーツマネジメントとスポーツマーケティングの違い

3.スポーツマネジメントの仕事とは

人材育成・マネジメント
スポーツを盛り上げるための企画・運営
スポーツの宣伝活動
スポーツを行う施設の管理

4.スポーツマネジメントの主な就職先

スポーツ団体|アマプロ問わず
スポーツイベント企業
スポーツクラブ
スポーツ関連企業

5.スポーツマネジメントの年収について

6.スポーツマネジメントに向いている人の5つの特徴

1.スポーツ愛がある
2.マネジメントができる
3.コミュニケーションスキルが高い
4.客観的に物事を見ることができる
5.企画力や発信力が高い

7.スポーツマネジメントにおすすめしたい資格

コーチングアシスタント
スポーツクラブマネージャー
クラブマネジメントスペシャリスト

8.まとめ

 

 1.スポーツマネジメントとは?

スポーツマネジメントは、スポーツ団体や関連企業の経営や運営を行い、組織の成功を支える重要な役割を果たします。また、スポーツイベントの企画・運営、選手のマネジメントからサポートなども行うため、仕事の範囲は多岐に渡ります。これらの仕事を介して、スポーツマネジメントはスポーツの発展に大きく貢献しています。

近年スポーツマネジメントがなぜ重要視されるのか

スポーツマネジメントは、日本のスポーツ産業を支える職業として広がりをみせています。この背景には、アメリカやヨーロッパなどの成熟したスポーツ文化と比べて、数多くの課題を抱えている現状があります。
プロスポーツ選手の年俸やスポンサーの資金繰りなど、諸外国と比較すると日本はスポーツ産業を発展させるうえで万全な体制が整っていません。バスケットやラグビー、女子サッカーなどがプロリーグ化していますが、選手たちの経済的基盤はまだまだ改善の余地があります。このような問題を解決するためにも、スポーツマネジメントは年々重要視されています。

 

2.スポーツマネジメントとスポーツマーケティングの違い

スポーツマネジメントとスポーツマーケティングは、どちらもスポーツに関連する仕事ですが目的と役割は大きく異なります。スポーツマネジメントは、スポーツに関連する企業やチームの適切な経営を内側から支える仕事です。
例をあげると、スポーツマネジメントは選手のスケジュール管理やスポーツイベントの企画や運営など幅広い領域を担います。
一方、スポーツマーケティングは、スポーツを利用してさまざまな情報をリサーチし、企業や団体の収益向上に直結する戦略を提案します。広告キャンペーンの開発やスポンサーの獲得、アスリートとのコラボグッズ販売など、収益向上につながる手法は単一ではありません。
このように、スポーツマネジメントとスポーツマーケティングは、異なる視点と手法でスポーツ業界を支える重要な役割を果たしています。

 

3.スポーツマネジメントの仕事とは

スポーツマネジメントは、スポーツ業界が円滑に機能するためには欠かせない仕事です。ここでは、スポーツマネジメントの仕事内容をわかりやすく解説します。

人材育成・マネジメント

スポーツ業界の人々は、競技のみならずイベント出演や交流会、講演会など、さまざまな活動に関与します。スポーツ以外の活動の場において、選手やコーチがその場にふさわしい対応やコメントを行うには適切なアドバイスやガイダンスが必要です。
万が一、正しいサポートがなければ不適切な発言やスポンサーのイメージダウンにつながる態度をとってしまい、炎上するリスクも想定できます。選手やコーチが競技外でも安心して対応できるようにサポートするのが、スポーツマネジメントの役割です。また、企業と選手間で契約時にトラブルが起こらないように状況によって調整役も行います。

スポーツを盛り上げるための企画・運営

スポーツを盛り上げる企画や運営も、スポーツマネジメントの大切な仕事です。近年、日本がスポーツ産業の拡充に注力していることもあり、その重要性は増しています。最近では、スポーツに新たな価値を付加したコンテンツがトレンドです。
具体的には、スポーツと旅行会社のサービスを掛け合わせることで、スポーツ観戦を楽しみながら旅行も楽しめる新しい形のパッケージを企画・販売しています。また、地域の飲食店とスポーツを組み合わせることで、スポーツと食のマッチングを実現し、地域の活性化に貢献しています。
地域の特産品や飲食店をスポーツイベントと結びつけることで、地域資源の活用を促進し、地域の魅力を引き立てることに成功しています。

スポーツの宣伝活動

スポーツを盛り上げるための宣伝活動は、スポーツマネジメントにおいて重要な役割を果たします。競技人口の増加や所属チームのファンが増えれば、収益アップや新たなスポンサーの獲得にも期待できます。
そして、現代はインターネットの進化により、さまざまな形式の宣伝活動が可能になりました。とくにSNSは情報発信の強力なツールであり、X(旧Twitter)やInstagramなどを活用してチームの最新情報をリアルタイムで発信することも可能です。また、YouTubeなどの動画配信サービスを用いて、選手のインタビューや試合のハイライトを投稿すれば、新たなファン層の獲得も狙えます。

スポーツを行う施設の管理

スポーツマネジメントの仕事として、各種スポーツ施設の管理があげられます。選手が利用するトレーニングジムから一般利用者向けのスポーツジム、フィットネスクラブなど、さまざまな規模の施設運営と管理を含みます。
また、スポーツ施設の管理と運営業務は主に2つあり、ひとつは施設の保守と点検業務です。スポーツ施設が適切に維持されなければ、利用者も安心して利用できません。状況に応じて定期的な修理やメンテナンスが求められます。
次に、施設で働くスタッフの育成です。施設の運営をスムーズに行うために、スタッフの教育やトレーニングは欠かせません。スタッフの接遇がよければ、利用客の増加にも期待できます。このように、利用者が施設を安全に使用できる環境整備もスポーツマネジメントの重要な仕事です。

 

4.スポーツマネジメントの主な就職先

スポーツマネジメントの仕事は、就職先が複数あるのをご存じでしょうか。自分の希望していない就職先を選んでしまうと、後々に後悔してしまう可能性もあります。ここでは、スポーツマネジメントの就職先を5つ紹介します。

スポーツ団体|アマプロ問わず

スポーツマネジメントの就職先のひとつとして、スポーツ団体があげられます。アマチュアのスポーツ団体は実業団と呼ばれ、企業が主導となりチームで活動します。実業団の選手はプロではないため、日中は社員として働きながら仕事終わりにスポーツを行うのが基本的な流れです。
もうひとつは、プロスポーツチームと契約する選択肢です。プロスポーツ選手は個人事業主としてチームと契約し、スポンサーや試合での活躍によって得られる報酬を収益とします。スポーツマネジメントとして採用されるなら、実業団であれば企業に就職し、プロスポーツ団体であればチームと専属契約する流れが一般的です。

スポーツイベント企業

スポーツイベント企業もスポーツマネジメントの就職先のひとつです。地元のスポーツ大会から国際的な試合やトーナメントまで、多種多様なスポーツイベントを手掛けるため、別名スポーツイベンターとも呼ばれます。
スポーツイベンターの業務は多岐にわたり、開催場所の選定や日時の調整、参加チームや選手の手配など、イベントに関わるすべての業務を統括します。スポーツを愛し、人々が集まって楽しめるイベント演出に情熱を感じる人には魅力的な就職先といえるでしょう。

スポーツクラブ

スポーツマネジメントの就職先として、スポーツクラブも考えられます。スポーツクラブは、サッカーやテニスなど、特定のスポーツを楽しむためのクラブを指します。エクササイズやトレーニングが中心のフィットネスクラブと混同される方もいますが、まったくの別物です。
多くの人々にスポーツを楽しむ環境を提供したいと考える人は、スポーツクラブは魅力的な就職先といえるでしょう。

スポーツ関連企業

スポーツ関連企業は、スポーツマネジメントと密接に関わっている就職先です。なぜなら、スポーツ用品の製造や販売、スポーツ選手とのエンドースメント契約の仲介など、仕事の範囲が多岐にわたるためです。
最近は、スポーツの有名ブランドとプロ選手がコラボレーションしたグッズの製作など、スポーツ業界はエンターテイメント産業などさまざまな産業と深く結びついています。スポーツマネジメントは、こうした企業とプロスポーツ選手とのタイアップの仲介役を行うことも重要な業務のひとつです。
企業と選手とのパートナーシップは選手のパフォーマンスや知名度だけでなく、スポーツ業界全体の発展にも寄与するため重要な役割を果たしています。このような活動に参加できることはスポーツに関わる者として、やりがいのある仕事といえるでしょう。

 

5.スポーツマネジメントの年収について

スポーツマネジメントの年収は、月給23〜30万円程度が相場といわれています。年収で換算すると300万円〜350万円程度です。しかし、サッカーなどの人気スポーツの場合は高待遇で迎え入れてくれる就職先も存在します。一方、マイナースポーツの場合、すぐに高収入を得るのは難しいかもしれません。
また、個々のスキルや保有している資格によっても年収は大きく変わります。たとえば、理学療法士や柔道整復師などの国家資格を持っていれば、選手のパフォーマンスを支える重要な役割を担えるため、プラスαとしての収入が期待できるでしょう。

 

6.スポーツマネジメントに向いている人の5つの特徴

スポーツマネジメントの仕事は、単純にスポーツが好きなだけでは成功できません。それでは、スポーツマネジメントに向いている人はどのような特徴を持っているのでしょうか。ここでは、5つの特徴に絞って解説します。

1.スポーツ愛がある

スポーツ業界で働くには、その分野に対する深い理解と情熱が必要です。スポーツ愛がある人は、スポーツの発展や多くの人々にスポーツの魅力を伝える仕事に心から取り組めます。また、選手やコーチとのコミュニケーションも、スポーツに精通していればスムーズな会話も可能なため対人関係のエラーが起きにくいメリットもあります。

2.マネジメントができる

スポーツマネジメントは、基本的に裏方の仕事です。選手やコーチ、スポンサー企業とのコミュニケーションや調整をスムーズに行うには優れたマネジメント能力が必要です。また、契約交渉やスケジュール調整など、複数の関係者との調整をするときは交渉力と高いコミュニケーション能力も求められます。こうしたマネジメント能力がある人は、スポーツマネジメントの仕事に向いています。

3.コミュニケーションスキルが高い

スポーツマネジメントは、選手やコーチだけでなく、スポーツ関連企業の人やイベントに来場するファンとも交流する機会が多い仕事です。それゆえ、話す力だけでなく、ときには相手の話を理解する傾聴力も必要です。
具体的には、選手がコンディションを崩した際の聞き取りや選手が参加する外部活動のサポートなど、対人スキルが活かせる場面は多々あります。したがって、高いコミュニケーションスキルを保有している人はスポーツマネジメントの仕事が最適といえるでしょう。

4.客観的に物事を見ることができる

スポーツマネジメントは、客観的に物事を見つめる力が重要です。チームの成績が低迷したときや新たな課題が生じた場合、感情的になると誤った答えを導き出す恐れがあります。
しかし、客観的な視点があれば問題の核心を突き止め、適切な解決策を提示できるでしょう。以上のことから、客観的に物事を見る能力を持つ人はスポーツマネジメントの仕事に適しています。

5.企画力や発信力が高い

スポーツマネジメントの仕事は、企画力と発信力も重要です。企画力はスポーツイベントの開催や、新たなスポーツプログラムの企画などに求められる能力です。企画が成功すればスポーツの人気を高めることと、チームのファン増加も見込めるでしょう。
また、発信力は企画したイベントやプログラム、チームの最新情報を効果的に広めるために必要な能力です。SNSを活用した情報発信や、地元メディアとの連携によるPR活動などがその一例です。企画力や発信力があればスポーツ業界全体の発展に寄与できるため、2つのスキルがある人はこの仕事に向いているといえるでしょう。

 

7.スポーツマネジメントにおすすめしたい資格

スポーツマネジメントで活躍するには、専門的な知識とスキルが求められます。なかでも、特定の資格を持っていると能力の証明だけでなく、就職活動や職場における大きなアドバンテージを得られます。ここでは、スポーツマネジメントにおすすめの資格を紹介します。

コーチングアシスタント

コーチングアシスタントは、公益財団法人日本スポーツ協会が養成する資格のひとつです。資格保有によって、地域活動でのスポーツやサークルにおいて基礎的なスポーツ指導ができます。この資格は2020年4月から新設され、年に4回試験が開催されます。資格取得にかかる費用は35,000円です。

スポーツクラブマネージャー

スポーツクラブマネージャーは、地域におけるスポーツクラブの経営と運営の推進役として活躍できる資格です。総合型地域スポーツクラブのマネジメントに必要な知識とスキルが証明されます。具体的には、組織運営や地域マネジメント、イベント管理などの幅広い分野に対する理解とスキルが身につけられます。資格取得にかかる費用は非会員で53,000円、受講期間は3日間です。

クラブマネジメントスペシャリスト

クラブマネジメントスペシャリストは、ジムの運営や管理に関する幅広い知識と技術が認められる資格です。この資格は施設の日常的な運営からメンバーシップマネジメント、スタッフ教育、マーケティングなど、クラブ運営に必要な領域をカバーしています。
また、この資格は国際的に認められているため、海外での活躍を視野に入れている人ならぜひとも取得しておきたい資格です。資格取得にかかる費用は63,000円で、受講期間は最短で2日間です。

 

まとめ

本記事では、スポーツマネジメントの仕事について解説しました。記事内では仕事の内容や年収、向いている人の特徴などを詳しく紹介しました。
スポーツマネジメントは、スポーツをとおして人々に喜びをもたらし、社会に貢献する重要な職業です。現在、スポーツ関係の仕事に就きたいと考えている人は、スポーツ業界に新たな価値を創出できる「スポーツマネジメント」を目指してみてはいかがでしょうか。

 

いかがでしたでしょうか。東京スポーツ・レクリエーション専門学校は、様々なスポーツ分野に関わる多種多様な職業に就職し、活躍していくことができる、スポーツに特化した専門学校です。

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スポーツの仕事についてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください

https://www.tsr.ac.jp/job/